アメリカのアフィリエート・ネットワークとはこんな感じ
アメリカのアフィリエート業界にはアフィリエート、アドバタイザー(マーチャントとも呼びます)、アフィリエート・ネットワーク、OPM(アウトソーシング・プログラムマネージャー)の4つの役割が主にあります。今回はアフィリエート・ネットワークとはどういったものなのか紹介します。 現在私の知っている限りでは、アフィリエート・ネットワークは150程存在しています。でも、メインなのは大きい順からコミッション・ジャンクション、リンクシェア、シェア・ア・セールとなっています。グーグルのアフィリエート・ネットワークにはたくさんアドバタイザーが入っていますが、質的には余り大きくないロングテールのアドバタイザーがたくさん見られます。アドバタイザーによってはエクスクルーシブで独占的に一つのネットワークと契約してアフィリエートをリクルートしているものもあります。 アドバタイザーによってはインハウスでアフィリエートプログラムを行っている会社もありますが、ほとんどのアドバタイザーが独占か幾つかのネットワークと契約しています。アフィリエート・ネットワークと契約することにより、月に一定の手数料等をアドバタイザー側は支払わなければいけませんが、レポートやアフィリエートの管理をほとんどしなくて良いので、会社内の人事費を減らすことが出来たりと良い点がたくさんあります。 ネットワークによって様々な契約の形式があると思いますが、アドバタイザーがアフィリエート・ネットワークを使う際のセットアップの例は次の様な感じです。 1.アフィリエート・ネットワークのセールスチームとアドバタイザーが契約交渉 2.契約に従って、アフィリエート・ネットワークがキャンペーンをセットアップ (テクノロジー担当の者とアカウントマネージャーが主) 3.全てのセットアップが終わった後、ネットワークのアフィリエート・リレーションチームがアフィリエートをリクルート(フォーラムやTwitterの使用がメインです) 4.キャンペーンが開始した後、アカウントマネージャーとアドバタイザーの広告担当者が常に連絡を取り合い、キャンペーンの成功につながる努力をする アフィリエートによっては特別な広告のサイズが必要であったり、パフォーマンスが良いので特別なレートを支払う場合もあります。その交渉はアカウントマネージャーとアドバタイザーの間で行われます。 小さいネットワークにとっては大手のアドバタイザーと契約をすることはとても難しいです。なぜなら、アフィリエートのほとんどがコミッション・ジャンクション、及び/またはリンクシェアと契約しているので、ほとんどのアドバタイザーが名の知れたこの二つのネットワークと働きたいからです。結局は、小規模のネットワークは大きいネットワークにアフィリエートの形でサインアップし、自分の利益を減らしてアフィリエートをリクルートして商売を広めていこうとしたり、様々な工夫をしているようです。 たくさんネットワークのあるアメリカですが、とても小さい世界で、全ての人がどこかで必ず繋がっています。その結果、他の業界でも同じですが、アフィリエート界は特に、1回アフィリエートの信頼を逃してしまったら、もう業界では終わりです。やはり成功するには一番大切なのはコミュニケーションとネットワークのスキルです。たくさんアフィリエート・ネットワークが存在することによって、アフィリエートはどのネットワークから報酬がたくさん取れるか比べてサインアップすることが出来ますが、大きいネットワークが必ず良いというわけでもありません。私個人の経験では、大きいネットワークのプログラムに申し込んだところ、承認されるのに2週間以上もかかり、誰に連絡を取ったらよいのか分からなかったこともあります。私は常にアフィリエート達に報酬に関わることなのだから、人に任せずに自分できちんとネットワークの事を勉強したり、常にパフォーマンスを改善する様に心がけることが必要だとアピールするようにしています。 日本ではどの様な感じなのでしょうか?
リンクシェアの弁当箱
リンクシェアが弁当箱コーナーを始めました。といっても、本当の弁当箱ではなく、アフィリエートにとって役立つ情報が見つけられる場所作りの結果のようです。最初のリンクがMacのダッシュボードでリンクを探してディープ・リンキングを作ろうというリンクだったので、早速クリックしてみたのですが、デッドリンクに繋がり、結果が出ませんでした。今のところ、まだ新しいということで、特に役立つ情報はないようですが、リンクシェアのホームページは数多くあるアフィリエート・ネットワークの中ではナビゲートしやすいものだと思います。アメリカでは“弁当”という言葉を知らない人がほとんどなので、“弁当箱”って何なんだと不思議に思っている人たちも多いようです。また1ヶ月ほどしてから何か良い情報がこの弁当箱に載っているかチェックしてみます。
アフィリエート・ネットワーク
今日、いつもサイトをチェックして下さっているSumiさんからの私のサイトにおけるコメントで、アフィリエート・ネットワークという言葉がアメリカのようには日本では普及していないことが発覚しました。私はネット広告業界についてアメリカの事情をお伝えするという目的でこのサイトを運営していますが、日本の業界語などは全く詳しくないので、これからもメールやコメントを通して質問や感想を頂ければ、更に様々な情報をお伝えすることが可能となります。こちらに住み始めてからもう早いもので11年目となり、日本語がますます変な感じになってきましたが、これからも頑張ってお伝えしていくのでよろしくお願いします。 というわけで、アメリカでのアフィリエート・ネットワークの存在ですが、ちょこっと頭に浮かんだメジャーなネットワークを数えてみたところ、10件ほど浮かびました。実際には様々な規模で100件以上のアフィリエート・ネットワークがアメリカには存在します。 アフィリエート・ネットワークには大体3つの役柄があります。まず、アフィリエート・ネットワークが成り立つには広告が必要です。そこに登場してくるのがセールス。セールスはアドバターザー(広告主)と交渉及び契約し、広告主にとっても媒体にとっても有利な広告をネットワークに持ってきます。その広告がきちんとシステムにセットアップされ、売り上げを分析するのがアカウント・マネージャー(AMと省略して呼ばれます)。アカウント・マネージャーは広告主及びブログなどのアフィリエイト媒体を繋げる架け橋となっています。例えばもし、アフィリエートが違ったコンセプトやサイズの広告が欲しい場合には、AMに連絡し、その希望をAMは広告主に伝えます。また、広告主が売り上げの高いアフィリエートに特別なボーナスで他のアフィリエートに比べて良いコミッションを支払うことが良くあるのですが、その通達をアフィリエートにするのもAMです。 もう1つのメジャーな役柄はテクノロジーです。余りにも数の多いアメリカのアフィリエート・ネットワークですが、規模の小さいネットワークが大規模のネットワークに媒体として参加するということがこちらではかなり見られます。その際、小規模のネットワークは自分達の契約している媒体に、広告のパフォーマンスによってコミッションを支払わなければいけません。どのサイトからどういった売り上げが来たのかと見分けるために、幾つかのアフィリエート・ネットワークではトラッキング・ピクセルを付ける作業をしています。ほとんどのアフィリエート広告はクッキーを使用して広告を配信しています。そのセットアップやきちんとトラッキングしているか常時確認するのがテクノロジー部門の人達です。 他にもネットワークによっては媒体のリクルートや様々な役割がありますが、大体きちんとこの3つの役割が分担されていれば、ネットワークの人事の基本は出来ているという感じです。アフィリエートはパフォーマンスによるCPAのキャンペーンがほとんどですが、私は現在のアフィリエート管理の前にはCPMの世界、ディスプレー広告界で働いていたので、その事も近い将来ちらっと触れてみようかと思っています。 これからも様々なリクエストやご質問、楽しみにしています。
リンクシェアと大手オンラインストア契約解除
リンクシェアとアメリカで大手のディスカウントストア、Overstock.comがアフィリエート契約を解除しました。Overstock.comはリンクシェアのアドバタイザーとして7年間もの間存在していたので、突然のこの知らせにアフィリエート界は少しびっくりという感じです。リンクシェアのプレスリリースによると、長年共にビジネスをしてきたものの、どうしても乗り越えられない壁にあたり契約解除になったようです。 リンクシェアはアメリカのアフィリエート(アフィリエート界を理解しているアフィリエート達)には最近とても嫌われているネットワークです。最近はOne CauseというアフィリエートのクッキーをToolbarによってすり替えて、アフィリエート達の収入を盗んでいる会社の楽天とのつながりのせいで、リンクシェアの評判はますます落ちてきており、このサイトにも見られるように,アメリカのアフィリエートの間ではホットトピックになっています。このOverstock.comとの契約解消も最近のリンクシェアのアフィリエートの間での人気の衰えと全く関係ないということは言えないと思います。 アメリカの数々のアフィリエートフォーラムで,アドバタイザーがリンクシェアとの契約をアナウンスするたびに、長年アフィリエートをしている人々はアドバタイザーのリンクシェアに関する勉強不足を責める傾向が強まっています。残念ながら、アフィリエート初心者のアドバタイザーやアフィリエート達は,リンクシェアという名前を聞いたことがあるというだけで、リンクシェアと契約しているようです。しかし、このままではリンクシェアも活動体制を変えてクリーンなイメージを作らない限り他のネットワークにどんどんビジネスを取られてしまうでしょう。日本では似たような問題はありますか?









